こんにちは、てつです! 今日は、ハードオフで税込み8800円で売ってたChromebookにLinuxを入れて、低スペックでもサクサク使えるPCに仕上げていこうと思います!
私もこういう物理的な改造を含めた作業は初めてなので、色々試行錯誤しながらやってみました。 「古いPCがあるけど何かに使えないかな?」と思っている方の参考になれば嬉しいです!
今回買ったPCのスペック
まずは、今回買ってきたPCの性能から紹介しますね。

とはいっても、私もこういうことをするのは初めてなので、アドバイスなどいただければと思います。
今回買ったPCの性能はこんな感じです。
| 機種 | ASUS Chromebook Flip C214M |
| CPU | Intel Celeron N4000 (2コア) |
| メモリ | 4GB |
| ストレージ | 32GB |
教育現場などでよく使われるモデルらしく、360度画面が回転してタッチパネルも付いています!頑丈なのが取り柄ですね。
なぜ「MX Linux」を選んだのか?
まず、PCにインストールするLinuxの「ディストリビューション」を決めます。 ディストリビューションというのは、簡単に言うと「Linuxという基本セットに、便利なソフトや使いやすい画面を詰め合わせたパッケージ」のことです!Windowsに色々なエディションがあるように、Linuxにもたくさんの種類があるんですよね。
今回インストールするのは「MX Linux」です。 これを選んだ理由は、なんといっても「動作が軽い」こと!今回のPCのようにメモリが4GBしかない低スペック機でもサクサク動いてくれます。さらに、初心者でも設定がしやすいツールが最初から揃っているのも嬉しいポイントです!
というわけで、「MX Linux」をPCにインストールするために必要なものを用意します。
インストールに必要なもの
というわけで、MX LinuxをPCにインストールするために必要なものを用意します。
- USBメモリ(8GB以上):OSを入れる「インストールメディア」として使います!
- MicroSDカード(128GB推奨):本体の32GBだけだとすぐいっぱいになっちゃうので、データ保存用に用意しました。
- プラスドライバー:Chromebookを分解して「物理ロック」を外すのに使います。
OSのダウンロードとインストール用USBの作成
さっそくMX Linuxのデータをダウンロードしていきます。下記リンクから今回使うデータをとってきます。


MX Linuxにはいくつか種類がありますが、今回は動作が軽めなデスクトップ環境の「Xfce」を選びます。「KDE」だと今回のPCでは動作が重くなる可能性があり、「Fluxbox」は少し操作が難しいためです。
ダウンロードするファイルは「MX-25.1_Xfce_ahs_x64」です。 「ahs」はAdvanced Hardware Supportの略で、今回のPCは比較的新しい部類のハードウェアなので、AHS版の方がタッチパネルやWi-Fiのドライバーが最初から入っている確率が高いんですよね!
次に、ダウンロードしたOSをUSBメモリに書き込んで、インストールメディアを作ります。 今回は「Rufus」という専用ソフトを使って作っていこうと思います! これを使うと、パソコンがUSBからOSを起動できるようになります。
Rufusを起動したら、以下の設定を行います。

Rufusを起動したら、以下の設定を行います。
- パーティション構成:GPTを選択(ChromebookのUEFI化に必要なため!)
- デバイス:インストールメディアを選択(USBを差しておきます)
- ブートの種類:ダウンロードしたISOファイルを選択

ここまで来たらスタートを押しましょう。そしたら下の画像のようなポップアップが出ると思うので、ISOイメージモードで書き込むを選択した状態で「OK」を押しましょう。
ここで「ISOイメージモード」と「DDモード」という選択肢が出ますが、基本的には「ISOイメージモード」で大丈夫です。これはファイルを普通に読み書きできる形式で書き込むか、USBをまるごとOS専用の特殊な形式に書き換えるか、という違いです。今回は前者でうまくいきました。

Chromebookを分解してロックを解除!
UUSBへの書き込みには少し時間がかかるので、その間にChromebookを分解しちゃいましょう。
なぜ分解するのかというと、Chromebookの「書き込み保護(WP)」を物理的に解除する必要があるからです!
普通のPCと違って、Chromebookは中身を勝手に書き換えられないように強力なロックがかかっているんですよね。
このモデルの場合、「バッテリーを物理的に外した状態でACアダプターを刺して起動する」ことで、そのロックが一時的に外れます。
これでようやくBIOS(パソコンの土台となるシステム)の書き換えができるようになります!
底面のねじを全部外していくんですが……ジャンク品ならではというか、すでにネジが3つほどどっかいってました(笑)。
ここからの分解はだいぶ手こずりました。
最終的にはメンテナンスハッチ側のみ外せばよかったみたいなんですけど、結局基盤側からバッテリーにアクセスしないとバッテリーのメンテナンスハッチにアクセスできなかったです。
キーボードの隙間をガムテープで絶縁したりと、なかなか泥臭い作業になりました!
白飛びしちゃってるのは見逃してください。。。


とにもかくにも、バッテリーを物理的に外せたらBIOSの書き換えにうつります。
デベロッパーモード移行とBIOS書き換え
とにもかくにも、バッテリーを物理的に外せたらBIOSの書き換えに移ります!
まずはChromebookを「デベロッパーモード」へ移行させます。
- esc + 更新ボタン + 電源ボタン を同時押し
- 画面が出てきたら ctrl + D を押す
- デベロッパーモードへ移行するか聞かれるので enter を押す
あとは再起動するまで待ちです。
いきなりでかい音で「ッピ」って鳴るので心臓に悪いです!
僕はバッテリーを抜いてからやっちゃいましたけど、本来なら抜く前にやったほうがいいと思います。
デベロッパーモードになったら、ctrl + alt + T を押してターミナルを開き、「shell」と打ってください。 ここからが本番!コマンドラインを叩いてBIOSを書き換えます。
実行したコマンドはこちら
cd; curl -LO mrchromebox.tech/firmware-util.sh && sudo bash firmware-util.sh
これを打つと専用のメニューが立ち上がるので、「Install/Update Full ROM Firmware」を選択します。 これでGoogleのシステムを消し去って、普通のWindows PCと同じように自由にOSを入れられる状態になります!
一連のコマンドを打ってエラーなどが出なければ、バッテリーをつなぎ直して起動してください。
するとChromeOSが消え去っています。 画面が「UEFI BIOS」に書き換わっていれば成功なので、Rufusで作ったUSBメモリを差して再起動しましょう!
下の画像のようになっていれば「UEFI BIOS」に書き換わったということなので、Rufusで作ったUSBメモリを指して再起動しましょう。

成功すれば、MX Linuxの起動メニューが出てきます。ここら辺は自動で読み込まれるので放置で大丈夫です。
MX Linuxが立ち上がったら、デスクトップにある「Installer」アイコンをクリックして、画面の指示に従って本体(eMMC)にインストールしてください。
ここらへんでPC名やユーザー名、PWの設定等をするのでお好みで設定したら完了です。

各種ソフトウェアのインストールなどはこれからですが、とりあえずChromebookのLinux化はできました!
この後は、VS Codeを入れて開発環境を作ったり、SDカードをメインストレージにする設定をしたりして、8800円とは思えない最強のマシンに仕上げていこうと思います!
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!


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